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2018 年度 研究成果報告書

深部花崗岩中のミューオン生成核種による300万年前の超新星残骸通過時の宇宙線探索

研究課題

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研究課題/領域番号 15K05097
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関山形大学

研究代表者

櫻井 敬久  山形大学, 理学部, 客員教授 (60150265)

研究分担者 堀内 一穂  弘前大学, 理工学研究科, 助教 (00344614)
中島 和夫  山形大学, 理学部, 教授 (70159060)
研究協力者 岩田 尚能  
鈴木 颯一郎  
門叶 冬樹  
松崎 浩之  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード宇宙線 / 宇宙線生成核種 / ミューオン / 宇宙線永年変化 / 花崗岩 / AMS分析
研究成果の概要

土岐花崗岩ボーリングコア試料を用いて、高エネルギー宇宙線によって大気中で生成された高エネルギーミューオンが花崗岩の石英中に生成し蓄積した宇宙線生成核種Be-10(半減期約140万年)の濃度を加速器質量分析法により測定した。
得られた深度5m、20m、50mにおけるBe-10の濃度分布と半減期、現在の高エネルギー宇宙線スペクトルを用いて過去数百万年の銀河系内高エネルギー宇宙線強度の変動を実験値により議論することが可能となった。

自由記述の分野

宇宙線物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

国際的に見ても50mの深度での実験データは、2例程度の先行研究しかない。且つ、世界的にみても例をみない3次元的岩石情報を取得している土岐花崗岩体からの単一ボーリングコア試料による系統的分析測定結果は本研究が唯一のものである。
本研究の結果は、現代の高エネルギー宇宙線ミューオンスペクトルから推定されるBe-10濃度に比べ高エネルギー側で変化している可能性を示唆しており過去の高エネルギー宇宙線スペクトルを調べる上で重要な研究成果である。

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公開日: 2020-03-30  

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