研究課題
基盤研究(C)
大きな分子量の分子標識とイオン化に耐えるイオン化標識剤を目指して研究に着手した。テトラフェニルポルフィリンの分子対称性を利用して、誘導化反応の収率を質量スペクトルとして読み出せることを示した。一方、分子タグを測定プレート上展開して乾燥させフィルム化することで、数十ピコモルの少量の試料量で表面での化学反応を評価できることを示した。これらの分子標識剤および分析手法を活用して、ポリマー表面等の限られた反応場における特異な反応生を評価できる基礎的な技術を開発することができた。
有機化学