【テーマ1】では、ゼオライトを触媒とする2-メトキシナフタレンのフリーデル-クラフツ反応において、世界で最高の転化率および選択性を実現する反応系を見出した。また、本触媒系をアニソールに対しても検討したところ、少なくても30回も触媒活性を落とすことなく使用出来る事、基質に対して高活性なシリカアルミナ比がある事も明らかにした。 【テーマ2】においては、種々の細孔径を有する4種類のトポロジーの異なるメソ多孔体の合成に成功した。それらを用いてアミド化反応を実施し、触媒の活性が細孔径によって異なり、トポロジーによってそれらの挙動が異なることを実験的に明らかにした。
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