本研究では、架橋点となる多官能ジョイント分子と架橋点間を繋ぐリンカー分子との有機溶媒中での付加反応により合成されるジョイント‐リンカーネットワークゲルの合成と、同ゲルのミクロゲル化およびスイッチング反応への応用を検討した。リンカー分子に可逆結合性、分解性結合を有するジョイント-リンカーネットワークミクロゲルの合成を検討した。同ゲルへの種々の触媒成分の内包については、触媒あるいは配位子をゲル内に分散させる方法、ネットワーク構造に担持させる方法を検討した。触媒成分を導入したゲルについては、モデル反応を検討し、触媒由来の化学反応の進行を確認した。また、ミクロゲルの生成が可能であることも明らかにした。
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