研究課題
基盤研究(C)
本研究では,振動系や質量体を用いて建設作業振動の低減を可能にすることを目的とした基礎的な検討を行った。検討の方法は模型地盤による実験と3次元地盤モデルによる解析である。検討の結果,振動系は低い振動数から効果を得ることを確認した。質量体は振動系より高い振動数で効果を得ることを確認した。また,いずれの場合でも装置の裏側で低減効果が最大になることを確認した。これらの装置は従来の対策工法に比べて小規模である。そのため,工事境界に住宅が近接する場合などピンポイントな対策に有効である。
騒音振動制御,影響評価