LNG燃料船の燃料タンクにメンブレンタイプの適用を想定した場合、常に変化する燃料を考慮しカーゴタンクで適用されている積載条件の緩和が必要となる。そのためには燃料タンク等の比較的コンパクトなタンク形状に特有のスロッシング現象を十分に把握し、その対策を講じる必要がある。 本研究では、水平断面形状が正方形に近いコンパクトな矩形タンク模型内に数種類のスペーサーを入れてタンク形状を変更し強制動揺試験を行った。試験結果から、低液位では二方向のスロッシング現象が重畳する場合や、付加物により段波に直交するような流動を励起させた場合に、衝撃荷重が軽減される傾向にあることを示した。
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