本研究では、これまで“地産地消”が基本であった骨材の生産供給体制を広域的な視点から見直した。骨材の需給関係を全体最適化するための骨材サプライチェーンの確立では、骨材の生産供給側と消費需要側の両面から、現状および将来的な需給量を推定できる予測式を導出した。 また、IoTの活用により、骨材の需給関係を全体最適化するための骨材サプライチェーンを一元的に管理できるGISを利用したクラウド管理システムの設計と構築を行った。このシステムを利用することにより、骨材の広域的な最適輸送をシミュレーションでき、輸送者に最適経路を提示するとともに、複数の輸送者をリアルタイムで同時に管理することが可能になった。
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