糖鎖の構造と発現量の網羅的データベースである糖鎖アトラスを作成するための手法を種々の存在形態の糖鎖分子にも適応できるようにした。そしてその手法を用いてゼブラフィッシュの胚発生時期における糖鎖構造の変遷を網羅的に分析することに成功し、その一部は既に論文として発表した。一方、糖タンパク質標品や動物組織の網羅的糖鎖構造解析を行って構造と発現量に関するデータを蓄積することにも成功し、それらのデータを二次元糖鎖マップに編集してインターネット上で公開した。本研究により、マウスの糖鎖アトラスさらにはヒトの糖鎖アトラス作成のための技術的問題点を克服することに成功した。
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