研究成果の概要 |
β-GlucosidaseとGlcNAcaseの基質認識機構に新たな知見を求めた。β-Glucosidaseに関しては,Penicillium multicolorから三種のpNPG分解酵素(50kDa, 102kDa, 117kDa)を精製し,102kDa酵素は新奇の基質特異性を有することを明らかにした。GlcNAcaseに関しては,阻害剤TMG-chitotriomycinの類縁体pNP-TMGを資化する微生物を単離し,pNP-TMGとpNP-GlcNAcを分解する活性を示す菌株を得た。pNP-TMGは既存のGlcNAcaseを阻害したため,これらの分解酵素の基質認識機構が注目される。
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