アラビナンやアラビノキシラン等の植物多糖及び、エクステンシンやアラビノガラクタン・プロテイン(AGP)等の植物糖タンパク質の末端の多くはL-アラビノース(L-Ara)で修飾されている。本研究では、B. adolescentis JCM1275のL-アラビノース分解酵素遺伝子クラスターにコードされたβ-L-アラビノピラノシダーゼ、α-L-アラビノフラノシダーゼ、β-L-アラビノフラノシダーゼの諸性質の機能解析に成功した。これらの酵素は共生関係にある他のビフィズス菌によって遊離された植物多糖及び糖タンパク質由来のオリゴ糖や二糖の分解代謝を担う酵素であると予想される。
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