研究課題
基盤研究(C)
土壌水分環境の顕著な違いが見込まれる谷部および尾根部に試験プロットを設定し,両プロットから得られた供試木の生材含水率,密度およびヤング係数を比較した。生育時の土壌水分環境の違いは,いずれの樹種についても,特に初期成長段階で強く影響を及ぼす傾向が認められた。この材質変動パターンを定量的に予測するための統計数理モデルを構築した。本研究で得られた成果を,既存の成長予測モデルと組合せることによって,量・質ともに視野にいれた新たな森林資源管理の実現につなげる予定である。
木質科学