仔魚期に細菌を摂餌させることで、抗病性の付与を試みた。細菌数計測には定量PCRを適用した。3種類のDNA精製試薬で,細菌培養液を希釈後にDNAを精製した“菌液希釈”および,精製後に希釈した“DNA希釈”の各DNA溶液で定量PCRを行い,各DNA精製法が定量PCRに与える影響を調べた。キレックス樹脂を用いて精製したDNAでは,3種類のDNA精製試薬の中で最もCt値が低く,DNAの回収率が高いことが分かった。細菌を摂餌させた仔魚の生残率は対照区とほぼ同等であった。また、組織切片解析により、試験区と対照区では差が無いことが明らかとなった。
|