α1酸性糖蛋白(AGP)及びプロカルシトニン(PCT)についてモノクローナル抗体(MAb)を作製した。ウシAGPに対するMAbはC末端領域のエピトープもしくは立体構造を認識する2種類のモノクローナル抗体が得られた。マウスAGPではC末端領域の異なるエピトープを認識するMAbが得られ、サンドイッチELISAによる定量が可能となった。炎症モデルマウスでは血中AGPの増加がみられ、糖鎖修飾の増加を示す高分子量のAGPが観察された。ウシプロカルシトニンでは、N及びC末端領域のエピトープを認識するMAbが得られ、サンドイッチELISA法を確立した。また、肺炎様症状を示すウシ症例で高値を示した。
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