研究課題
基盤研究(C)
近年、亜鉛イオンとその制御分子である亜鉛トランスポーター(ZIP6)は、これまで隠れていた乳がん悪性化プロセスと密接に関連していることが示され、新たな分子標的治療法開発の重要なアプローチとして注目されている。本研究では、女性ホルモン依存性乳がんの悪性化形質獲得におけるZIP6の機能的役割と重要性を明らかにした。さらに、ZIP6による亜鉛イオンの輸送活性を制御することにより、正常細胞には影響を与えず、乳がん選択的に抗がん剤の効果を操ることに成功した。
生物系薬学