研究課題/領域番号 |
15K07964
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薬理系薬学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
久保原 禅 順天堂大学, スポーツ健康科学研究科, 教授 (00221937)
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研究分担者 |
大島 吉輝 東北大学, 医学系研究科, 特任教授(客員) (00111302)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 細胞性粘菌 / 創薬 / がん / 糖尿病 / ミトコンドリア / 走化性運動 / トリパノソーマ |
研究成果の概要 |
DIF-1は細胞性粘菌Dictyostelium discoideumの分化誘導因子かつ走化性運動制御因子である。我々はDIF-1とその誘導体が抗腫瘍活性や細胞の糖代謝促進活性を有することを発見し、DIFをシードとした新規抗がん剤ならびに肥満/糖尿病治療薬等の開発を進めてきた。本研究において我々は、1)DIF誘導体の抗腫瘍作用の機構解析と新規抗がん剤の開発、2)DIF誘導体の糖代謝促進作用の機構解析と新規肥満・糖尿病治療薬の開発、並びに3)細胞性粘菌におけるDIFの作用機序解析を進めた。
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自由記述の分野 |
細胞生物学・生化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がんや肥満/糖尿病等に起因する生活習慣病は我が国の死亡原因の上位を占めており、これら疾病に対する新規薬剤開発(創薬)に対する社会的ニーズは大きい。しかしながら、新規な創薬資源の探索/開発は容易ではない。我々は土壌微生物の一群である「細胞性粘菌類」を「未利用創薬資源」と位置づけ、粘菌由来の化合物の探索と、それらをシードとした薬剤開発を進めてきた。 とりわけ、本研究では粘菌由来のDIFをシードとしたまったく新しいタイプの抗がん剤と肥満/糖尿病治療薬の開発を進めており、社会的意義は大きいものと考えている。
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