PET検出器はバランスのとれた非常に高い性能を有しているが、コンプトンカメラの手法を取り入れてガンマ線の相互作用位置をトラッキングすることで更なる 性能向上が可能である 発光素子としてGAGGシンチレータ、受光素子としてMPPCを用いた散乱部を試作し、既存の吸収部と組み合わせることで積層型トラッキング検出器を試作し性能を評価した。散乱部は0.9 mm角のシンチレータを十分識別でき、検出器全体で15%のエネルギー分解能を得た。 本検出器はシングルガンマ・イメージングにおいても生体計測に十分利用可能な性能を期待できる。
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