研究課題/領域番号 |
15K08738
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
向井 直子 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (90596826)
|
研究分担者 |
清原 裕 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80161602) [辞退]
二宮 利治 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30571765)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
キーワード | HbA1c / グリコアルブミン / 1,5-アンヒドログルシトール / 心血管病 / 認知症 / 悪性腫瘍 |
研究実績の概要 |
平成27年度は追跡調査の一環として、福岡県久山町で循環器健診を実施し、訓練されたスタッフによる問診と医師の診察により心血管病、認知症および胃癌の発症調査を行った。健診未受診者、転出者についてはアンケート郵送や電話調査、訪問にて病歴を確認した。心血管病、認知症および胃癌発症またはその疑いのある者については診療情報、CT・MRIなどの画像データなどを収集し、確定診断を行った。死亡時には、剖検により診断を確定させた。以上の調査から得られたデータを整理し、追跡調査に用いるデータベースの整備を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通り、心血管病、認知症および胃癌の発症、悪性腫瘍死の追跡調査を実施した。また、データベースの整備も進めており、おおむね順調に進展していると考える。
|
今後の研究の推進方策 |
追跡調査によって得られた情報を基に、統計解析に用いるデータベースを作成し、血糖関連指標と認知症発症との関係を検討する。心血管病および胃癌発症、悪性腫瘍死との関係について詳細な検討を行うには、これらの症例数が不十分であるため、引き続き追跡調査を継続する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
平成27年度にコンピューターを購入したが、ソフトおよびコンピューター関連消耗品については次年度購入予定とした。今年度は、追跡調査およびデータ整備を中心に行い、解析に伴う研究費、結果を発表するための旅費などは次年度へ回した。そのため、未使用額が生じた。
|
次年度使用額の使用計画 |
未使用額は、研究実施に必要な物品費、人件費、循環器健診を実施する費用、診療情報収集費用として使用するほか、データの整備・解析に伴う研究費、成果発表の旅費に充てる。
|