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2018 年度 研究成果報告書

抗癌治療後の男性生殖機能障害に対する漢方治療法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 15K08937
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 内科学一般(含心身医学)
研究機関東海大学 (2017-2018)
東京医科大学 (2015-2016)

研究代表者

曲 寧  東海大学, 医学部, 講師 (70527952)

研究分担者 伊藤 正裕  東京医科大学, 医学部, 主任教授 (00232471)
善本 隆之  東京医科大学, 医学部, 教授 (80202406)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード精子形成 / 抗癌治療 / 漢方薬
研究成果の概要

化学療法や放射線療法などの抗癌治療の副作用として精子形成障害が起こることがある。近年、抗癌治療副作用の軽減に漢方薬が注目されているが、抗癌治療後の精子形成障害の改善効果に関する報告は未だ少ない。申請者らは、抗癌剤投与或いは放射線照射後のマウス精子形成障害に対する牛車腎気丸の治療効果を調べた。抗癌剤投与や放射線照射後のマウス精子形成障害に牛車腎気丸が共に有効な治療効果をもつことが明らかとなった。また液性因子や細胞因子への影響について明らかにし、牛車腎気丸による精子形成障害の改善作用機序を明らかにした。補中益気湯および八味地黄丸による精子形成障害の改善効果も比較検討した。

自由記述の分野

内科系臨床医学・東洋医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

化学療法や放射線療法による精子形成障害に対する治療は、薬剤に頼る以外に選択肢が無く、ホルモン製剤、代謝改善剤、酵素剤、 そしてビタミン製剤が併用されている。その治療効果は低く、精子形成障害は難治性慢性疾患となっている。本研究で、抗癌剤投与或いは放射線照射後のマウス精子形成障害に対して、牛車腎気丸と八味地黄丸・補中益気湯が有効な治療効果を示すことを見出した。さらに抗癌治療による精子形成障害の改善作用機序への液性因子・精巣内細胞の関与を明らかにし、抗癌治療後の男性不妊症に対する漢方治療の学術的基盤を作ることが期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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