研究成果の概要 |
本研究hは肝細胞癌251症例を4種の肝前駆細胞マーカーの発現や臨床所見、腫瘍マーカー等から解析し、手術後の予後に及ぼす影響や肝前駆細胞マーカーの発現意義を見たものです。結果EpCAMの発現、DCP>300 mAU/ml, 年齢 > 60, 肝機能の指標であるChild-Pugh score grade BまたはCが、肝細胞癌術後の独立した予後予測因子とわかりました。更に4種類の肝前駆細胞マーカーのうち、2種類以上を同時に発現する肝細胞癌患者は、術後の予後が特に不良で肝前駆細胞マーカーの発現頻度は腫瘍マーカーのAFP, AFP-L3のレベル、血管の浸潤の頻度、癌細胞の悪性度と相関を認めました。
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