研究課題
基盤研究(C)
新しい酸素強調心臓MRIを開発し、そのT2*強調心臓MRIの有用性について、正常人、心不全、肥大型心筋症、拡張型心筋症を対象に調査した。酸素強調T2*心臓MRIは、空気吸入時と10l/min酸素吸入時との吸入酸素濃度差から生じる信号差を画像化する。正常人や肥大型心筋症では、吸気中の酸素濃度上昇は、心筋の血管収縮と血流低下によってT2*短縮を惹起するか、あるいは予備能により変化しないが、心不全や拡張型心筋症、ミトコンドリア病では酸素利用能が低下し、BOLD:blood-oxygen level dependent 効果により相対的T2*延長が生じる。
放射線診断学