研究成果の概要 |
肺癌において、autocrine motility factorのターゲットであるAKT周辺遺伝子の解析を行うとともに、肺癌におけるAkt発現に関して免疫組織化学的解析を行い、臨床病理学的各因子及び予後との相関について検討した。total-Akt、Akt1、Akt2、Akt3がそれぞれ61%, 47%, 41%, 23%の症例で過剰発現していることを見出した。Akt2、p-Akt、cytoplasmic-p-Aktの発現はリンパ節転移と有意に相関していた。AKT1及びAKT2遺伝子の増幅は腫瘍径と相関していた。total-Akt、p-Akt、Akt1-3の発現は予後と有意な相関はなかった。
|