BDNF発現の条件は神経活動性依存性であること、発現は一過性でかつ神経損傷や痙攣発作は伴わないこと、安全性の確立された抗胃潰瘍薬などにも同様の神経保護効果を有すること、この神経保護効果はphosphatidylinositol-3 kinase/Akt pathwayを介することを明らかにした。ニューロモデュレーションは脳神経機能再建の新機軸として、これら脳の可塑性に作用する因子誘導が鍵である。 すでに非侵襲的遺伝子発現可能な装置を民間企業・他施設と共同で独自デザイン・開発中であり、医工連携の先進医療への足がかりとしての基礎研究は充分行ってきた。
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