マウスの後縦靭帯と他部位の靭帯からのmRNA採取を行い、遺伝子発現比較することにしたが、マウスの後縦靭帯は小さく、ごく微量のmRNAしか採れない為に解析は困難であった。そこで、GWAS疾患感受性ゲノム領域から候補遺伝子を選んでOPLL組織における発現を、免疫組織化学染色で検討を開始した。候補遺伝子のうち、STK38L、CDC5L, CCDC91、PLCB1、RSPO2について、OPLL臨床組織サンプル に対して免疫組織化学染色を行なった。その結果、いずれの蛋白もOPLL変性靭帯細胞に強い発現を認めた。
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