研究課題
基盤研究(C)
リドカイン毒性のメカニズムを解明するために、FGビーズを用いたリドカイン結合蛋白の網羅的探索を行った。リドカイン固定化磁性ビーズを作成し、HeLa細胞破砕液を用いてリドカインに結合するタンパクの探索を行った。抽出したタンパクに対しウェスタンブロットを行ったところ40, 50, 60 kDaでバンドを認めた。特異的な結合の探索を行うために競合阻害を行ったが競合的に阻害されるバンドは認めなかった。以上の結果より、本研究で認められたバンドは非特異的に結合した結果であると考えられた。
麻酔科学
本研究は、リドカインの毒性のメカニズムを明らかとすることを目的として研究を行った。リドカイン結合磁性ビーズを用いてリドカインの結合するタンパクを探索した。この研究により、数種類のタンパクがリドカインに結合することが明らかとなった。これらのタンパクのうち特異的に結合するものを調べたが、特異的に結合するタンパクを見つけるには至らなかった。