研究課題
基盤研究(C)
神経内分泌腫瘍領域と腺癌領域が併存する子宮頸部腫瘍におけるそれぞれの領域のクロナリティー解析を行い、両領域が単一細胞由来として矛盾しない結果であることを明らかにした。さらに両領域からCTOS(cancer tissue originated spheroid)を樹立し、神経内分泌腫瘍と腺癌の分化に関わる遺伝子Xを同定した。ついで、神経内分泌領域から樹立したCTOSを利用して、子宮頸部と肺の神経内分泌腫瘍に共通して特に高発現している蛋白質を16種類同定した。子宮頸部神経内分泌腫瘍は、子宮頸部腺癌より肺の神経内分泌腫瘍に近い蛋白質発現パターンを示し、臓器を超えた類似性が確認できた。
婦人科腫瘍