喉頭癌29例,下咽頭癌67例,コントロール群123例のアルコール代謝遺伝子ADH1B、ALDH2。たばこ代謝遺伝子CYP1A1 MSPⅠ、CYP1A1 Ile462Val、GSTM1、GSTT1、GSTP1の遺伝子多型の検討をした。下咽頭癌はADH1B*1/*1, ALDH2*1/*2 のアルコール代謝が低い遺伝子多型が危険因子となり(OR=5.84, OR=9.22),喉頭癌はGSTM1 nullのたばこ代謝が低い遺伝子多型が危険因子となることがわかり(OR=3.26),下咽頭癌と喉頭癌で危険因子となる遺伝子多型に違いがあることがわかった。
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