緑内障では黄斑局所ERGのPhNRは、OCTで得られたGCCに有意に相関していた。また、微小視野計で測定した網膜感度に相関していた。黄斑円孔手術の際に生体色素としてインドシアニングリーン、ブリリアントブルーG、トリアムシノロンアセトニドを用いた。いずれの色素を用いてもaおよびb波、OPsならびPhNRは良好な回復を示した。網膜静脈分枝閉塞(BRVO)の黄斑機能を直径15度の半円刺激を用いて閉塞側と非閉塞側に分けて黄斑局所ERGで評価した。BRVOでは閉塞領域のみならず、非閉塞側の網膜内層機能(PhNRおよびOPs)が低下しており、抗VEGF療法で改善することが明らかとなった。
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