研究課題
基盤研究(C)
本研究は、精神的ストレスと顎口腔系機能との関係を解明するために、視床下部-下垂体-副腎軸(HPA軸)を変調させることにより生じる顎口腔系の機能の影響について調べた。その結果、明期にストレス因子である副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(1.0 nM(10 μL))を側脳室内へ投与することにより、咀嚼筋筋電図活動は投与直後から数時間にわたり著しく低下し、その後は逆に異常亢進の傾向を示し、投与後24時間の総筋活動量としては増大することが判かった。また、睡眠ー覚醒リズムに影響する可能性が示唆された。
歯科矯正