1年目はベッド上、車イスのポジショニングスキル評価表作成、視聴覚教材をホームページで公開した。技術伝承は、摂食・嚥下障害看護認定看護師所属の12施設で実施した。研修参加は150名、調査協力は67名(回収率44.7%)であった。ポジショニング研修経験は初回が76%、摂食嚥下障害患者への食事介助ができる者は5%であった。ベッド上ポジショニングは「できる」者は研修前52.2%、研修直後90.6%、2週間後56.2%、3か月後50.5%であり、伝承に併せて定着化が課題であった。最終的な技術伝承は看護師650名、24都道府県に拡がった。今後POTTプロジェクトとして伝承を継続する。
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