豪雪地域の高齢者1,140名を対象に無記名の郵送調査を行い、570名の結果を分析した。食品摂取の多様性得点は3点以下が55.4%だった。食品別では「ほとんど毎日摂取する」割合が少なかったのは、海藻類、肉類等であった。次いで、住民代表者と専門職にグループ・インタビューを実施した結果、高齢者が栄養・食生活行動を維持する上での課題として、「主体的に買い物ができる手段の確保」「食事サービスのための支援者の確保」等、5つのカテゴリーが抽出された。 今後は、高齢者が自ら買い物に行って食材を選ぶことができる買い物送迎サービスと、集まって食事が摂れるような場づくりや食事づくりの支援者の確保が必要である。
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