(1)筋電図より,複数筋の「同時活性」,「介在ニューロンを経由した脊髄反射」,「皮質経由反射」のそれぞれを示唆する信号成分,および,顕著な相関のない独立の活性成分を検出することを試みた.随意的な運動成分とのはっきりした分離は難しいものの,特徴的な運動において,顕著な特徴が検出されることを確認した. (2)ソフトタッチに関わる,「触る」,「押す」,「押しのける」,「自分を支えるために押す」などの意図を持った接触動作において,動作意図の認識を行う手法について検討した結果,筋協調のパターンのみから動作の意図推定がある程度可能であることがわかってきた.
|