生体力学的評価と知能機械システムとしての高度化に基づき,空気中でも利用可能な生体筋アクチュエータのパッケージングを行った.さらに,カエル型遊泳ロボットのマイコンによる遠隔制御を可能とした.これにより,広いパラメータのばらつき下における,生体力学的検証が可能となる.ここまでで行った,流体力学的評価のためのDPIV(可視化画像流速計測)システムによって,筋骨格構造の働きと流体力学的影響の関係をより深く検証することが可能となる.従来,生理学的溶液中のみで利用の可能だった生体筋アクチュエータをより広汎な環境で利用することが可能となり,生体融合機械システムの新展開につながると期待される.
|