2015年と2016年の夏季に琉球大学熱帯生物圏研究センター瀬底研究施設の陸上水槽にコユビミドリイシを移植し、ワイパー式メモリー水中カメラにより産卵を観測した。その結果、5月下旬~6月上旬の満月3~5日前の午後10時頃より産卵すること等が明らかになった。 また、2016年夏季に同研究施設地先の海域にて、水中カメラによるハマサンゴとハナバチミドリイシの連続観測とドローン(無人航空機)によるサンゴ礁の空撮を実施した。これらの観測の結果、9月上旬には、テーブル状のミドリイシ類の大型個体の大部分は白化したが、塊状のハマサンゴ類の大型個体の大部分は白化しなかったこと等が明らかになった。
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