研究課題
挑戦的萌芽研究
不規則な明暗周期による概日時計の乱れはがんや肥満などの発症リスクを高める。本研究では、我々がこれまでに同定してきた概日時計調節アミノ酸を用いて、慢性的時差ぼけマウスにおける情動変化の予防効果や、時計遺伝子発現に対する負の影響を明らかにした。また、不規則な明暗周期と高脂肪食との関連や、運動負荷による情動改善効果などを解明した。本研究により、アミノ酸栄養・食生活・運動習慣という複合的な側面から、概日時計の撹乱予防・改善が可能であることが示唆された。
動物生理学