研究課題
挑戦的萌芽研究
茶カテキン類は脂質異常症を改善することが知られている。本研究では授乳期に摂取する緑茶抽出物(GTE)の生理的役割を明らかにするために、妊娠期及び授乳期に高脂肪食を与えた母ラットの授乳期にGTEを摂取させ、離乳後も高脂肪食で飼育した雌性仔ラットの脂肪組織と腎臓に及ぼす影響を検討した。授乳期に摂取したGTEは、成長後、高脂肪食を負荷した雌性仔ラットの腎臓の線維化ならびに脂肪組織や腎臓のマクロファージの浸潤を軽減する可能性が示唆された。
食生活学