本研究では,地震や津波の被災地域を小型無人ヘリコプター(UAV)から撮影し,得られた画像からSfM(Structure from Motion)手法により3次元モデルの構築を試みた.2011年東日本大震災に関しては倒壊建物,2016年熊本地震に関しては地表地震断層,墓石の転倒,斜面崩壊,被災橋梁,倒壊建物などを空撮し,3Dモデルを構築した.これらにより,詳細に視覚的な被災状況の把握を行うことが可能であることを確認できた.また,3Dモデルに地上基準点の座標を与え,位置情報を追加する前後でのモデル精度を比較した.
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