研究課題
挑戦的萌芽研究
肥満者の骨格筋細胞内には多量の脂肪が貯蔵されており、脂肪量とインスリン感受性は負の相関を示す。一方、インスリン感受性が亢進している持久鍛錬者の筋細胞内脂肪量は、肥満者よりもさらに多い。しかし、なぜ持久鍛錬者は多量の筋細胞内脂肪を有するのに、インスリン抵抗性を引き起こさないのか、不明である。本研究では、iPS細胞由来の筋細胞を用いて、核の周辺にミトコンドリアと脂肪滴が局在することを観察した。我々は、これらの局在環境がインスリン抵抗性と関連していると考えている。
運動生理学