本研究の目的は、中高年勤労者および女性の睡眠の実態を明らかにすることである。さらに糖尿病患者の睡眠の実態と血糖コントロールを調べ、睡眠と生活習慣病の保有・管理状況への関連について検討することとした。 同意の得られた対象者に、自記式質問紙表およびウエアラブル端末を手渡し、一週間後に回収した。調査内容は、基本属性、既往歴・現病歴の有無、日ごろの睡眠時間等とした。 中高年勤労者31名、女性46名、糖尿病患者46名から協力が得られた。生活習慣病の保有者は56名であった。全睡眠に占めるノンレム睡眠の割合は、生活習慣病保有者が31.7%、非保有者が42.2%であった。有意差は認めなかった。
|