本研究は、政府が進める「特区における家事支援人材の受入れ」を念頭に、家事支援業務を行っている企業へのアンケート調査やインタビュー調査をもとに、外国人家事支援人材が業務を遂行するために必要な日本語能力を明らかにし、能力記述文(案)として提示した。その上で「掃除」「洗濯」の業務について、いわゆるHow-to本における記述の分析に基づく目標言語調査を行い、同業務の遂行において必要となる語彙・表現を明らかにし、語彙・表現リスト(案)の形で提示した。また、能力記述文(案)と語彙・表現リスト(案)を家事支援外国人受入事業「第一号」適合事業者として認定されている企業1社の担当者に示し、評価を得た。
|