研究課題
挑戦的萌芽研究
ヨーロッパからシベリアを経て極東へと至るユーラシア大陸の北半分はEU、ロシア、東アジアという異なる地域名で区分されるが、歴史的にはモンゴル帝国、ロシア帝国、社会主義体制、近年の「一帯一路」政策など、様々な文明が交錯する場である。日本は明治以降、東アジアへと進出するだけでなく、次第にロシア東欧への関心と関与を深め、満州政策は北ユーラシア全体を視野に収めるものだった。本研究では東欧と日本という北ユーラシアの両極から北ユーラシアを結びつけた人々のネットワークに注目し、トランスナショナルな地域史として北ユーラシア史現代史を構想した。
東欧地域研究