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2018 年度 研究成果報告書

実験・数理モデルによる理論社会学の刷新

研究課題

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研究課題/領域番号 15K13062
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 社会学
研究機関東北大学

研究代表者

浜田 宏  東北大学, 文学研究科, 教授 (40388723)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード数理社会学 / ベイズ統計モデリング / 所得分布
研究成果の概要

所得分布の生成過程をベイズ統計モデリングによって定式化した.またモデルを日本とアメリカの個人年収のデータで検証し,理論モデルのパラメータをデータから推定した.年齢カテゴリを用いて階層化したベイズモデルによって,所得獲得機会の世代間格差を表現
して,比較したところ資本獲得チャンスは年齢の変化の影響を余り受けないこと,また投資利益率が年齢と共に微減することが分かった.

自由記述の分野

社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は,所得分布の生成過程を説明する理論モデルを確率的生成モデルとして定式化したことである.このことは従来のブラックボックスアプローチと比較して,人的資本論に基づく,より説明的な理論を提唱できたことを意味する.また本研究の社会的意義は不平等の生成過程の分析を通して,生産性を維持したまま所得分布を平等化する理論的な条件を論理的に導出できることである.

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公開日: 2020-03-30  

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