異常検知システムに生活動態に基づく情報源を追加して徘徊の防止や緊急通報が可能なデータの収集及び異常検出方法を見い出すことを目的とした。 見守り対象者のプライバシー保護を重視して、カメラ等の画像による情報を取得しない方法を目指したが、補助的に追加する方が検出及び通知には有効であることが判明し、画像による行動の追跡と音による高齢者の状況把握の推定に寄与する音検出法を試験した。物が落下する異常音が発生したものとして、アレイマイクによる発生源の特定を行った結果、空間音の平均レベルと異常音の差が小さくても、主要な音源の方位と重ならない場合には発生方向を特定できた。
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