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2018 年度 研究成果報告書

乳児における匂い刺激の親近化による食べ物の好みの制御:匂い付き絵本を用いて

研究課題

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研究課題/領域番号 15K13162
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 実験心理学
研究機関日本女子大学

研究代表者

金沢 創  日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (80337691)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード乳児 / 食物 / 選好 / 親近性
研究成果の概要

本研究では、大きく2通りの方法で本テーマにアプローチした。1つは、食べ物と視覚刺激との関係を検討することである。もう1つは絵本の読み聞かせにより、乳幼児に対してどのような絵本が効果的なコミュニケーションを促すかを検討することである。食べ物と視覚刺激との関係については、主に2から3歳の幼児を対象に、親近性が異なる野菜及び果物の写真刺激を準備し、命名課題と選好課題を実施した。命名課題の結果、2~3 歳児は親近性の低い食物に比べ、高い食物をより命名できることが示され、選好課題の結果、2~3 歳児は親近性の低い食物よりも高い食物を選好することが果物条件でのみ示された。

自由記述の分野

Developmental psychology

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究では、視覚刺激と食べ物との関連を検討する実験心理学的な研究と、絵本がいかに効果的な母子間コミュニケーションを促すかを検討する出版社と現場ベースの検討を総合的に行った。前者は和文の学術誌である基礎心理学研究に成果が報告され、後者は、知覚をベースとしたいくつかの絵本の開発につなげることに成功した。これらの成果は、今後、絵本を用いた食べ物の好みの制御を検討して行く際の足掛かりになると考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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