本研究は、グローバル人材の育成に対する要請が高まる今日の日本において、そのひとつの有効な方策として注目されるインターナショナル・バカロレア(IB)の普及・拡大に向け、IBプログラムの特徴である多様性への寛容、自律的判断等を中心に据えた新しい歴史教育のあり方の理論的検討と共に、多くの学校での導入を可能とするために、科目「歴史」のモデルカリキュラム・授業の開発を行った。 グローバル人材育成の牽引役となるIB認定校やスーパー・グローバル・ハイスクールのみならず,それらを含むすべての日本の学校の歴史教育をグローバル社会で活躍できる資質・能力の育成に対応したものへと改善することを図るものである。
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