研究課題
挑戦的萌芽研究
交流磁場の印加により発熱する多孔質酸化鉄粒子は、搭載した薬剤の放出を外部から制御出来るドラックデリバリーキャリアとしての応用が期待される。本研究では、リン酸鉄水和物粒子を水酸化ナトリウム溶液に浸漬させることにより、カプセル状の多孔質酸化鉄粒子を作製した。また、還元雰囲気下での熱処理により、その粒子を交流磁場印加で発熱させることに成功した。さらに、オキシ水酸化鉄粒子に還元熱処理を施すことにより、交流磁場印加で発熱する針状の多孔質酸化鉄粒子も作製した。
材料物性