本研究では(1) 量子Rabi模型と非可換調和振動子(NcHO)のスペクトル曲線族の交叉点数を決定し、(2) スペクトルゼータ関数を定義して複素平面上に解析接続し, (3)フルビッツ型スペクトルゼータ関数を同様に定義して、その零点の数論的考察を行うことが目的であった。 量子Rabi模型のスペクトル曲線族の交叉点数の研究には大きな進展があった。ある条件下で交叉点数を完全に決めることができた。それは現在論文にまとめて投稿準備中である。また、スペクトルゼータ関数に関してもその漸近挙動を求めることができた。これは海外で2回、国内で3回発表した。
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