研究課題/領域番号 |
15K13604
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地球宇宙化学
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研究機関 | 千葉工業大学 |
研究代表者 |
荒井 朋子 千葉工業大学, 惑星探査研究センター, 主席研究員 (10413923)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 国際宇宙ステーション / 流星観測 / 流星群 / 流星群母天体 |
研究成果の概要 |
2016年7月7日から2019年3月5日まで、国際宇宙ステーション(ISS)から超高感度ハイビジョンカメラにより、主要流星群の測光観測及び分光観測を行った。約2年半の観測により、約30テラバイト、約3000時間分の夜間の動画データを取得した。ふたご座流星群やペルセウス座流星群を含む12個の流星群の測光観測及び11個の流星群の分光観測に成功した。観測装置及び観測データを記録したHDDは2019年6月4日に輸送船により地球に帰還した。機械学習により動画から流星が映る部分を自動抽出するアルゴリズム開発を行い、現在、そのアルゴリズムにより抽出した流星データの解析と論文作成作業を進めている。
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自由記述の分野 |
惑星物質科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、天候や大気の影響を受けない高度約400㎞を周回するISSから夜間の動画撮像を行い、偶発的に出現する流星をできるだけ多く観測する世界初の試みである。同一の観測条件で同一の観測装置により、毎年同じ時期に出現する主要流星群の測光および分光観測で得られた、流星群の流星塵のサイズや化学組成のデータに基づき、各流星群やその母天体の実態と成り立ちについて、統計的な議論と理解を可能にする画期的な研究である。本研究で得られた観測データはインターネットを通じて公開されている。 http://www.perc.it-chiba.ac.jp/project/meteor/
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