申請者は,「超軽量,超長尺,超シンプル」を特徴とする新しいロボット設計の考え方として,「Giacometti(ジャコメッティ)Robotics」を提案し,2種のロボットの試作を通し,その可能性を実証した. 「細脚軽量歩行ロボット」は,長さ1.5m,質量4kgの6脚ロボットで,野外での走行試験や階段からの落下試験を行い,「可搬性」,「本質安全性」を実証した.「超軽量・超長尺ロボットアーム」は,ヘリウムガスで中性浮力化した全長20m,総質量980g,動作軸数20のバルーン型アームで,高所建造物の模擬試験点検作業を実施し,「可搬性」および「本質安全性」を実証した.
|