植物生育状況を判断するための光スペクトル計測技術に関する研究を行った。特に「中赤外」スペクトルを中心にして、X線からテラヘルツまでの超広帯域スペクトル計測に関する研究を行った。 セラミックヒーター中赤外光源、共焦点結像系、空間冷却フィルタとテルル化水銀カドミウム検出器からなる検出システムを新規に開発した事で、超広帯域スペクトル計測システムが完成した。 レッドロビン、アオキ、クヌギなどの葉を用いた実験により、葉構造、光合成活性、水分含有量、葉面温度の指標等に関する生理生態情報を画像として表現することができた。植物健康診断に向けた基盤技術を確立した。
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