研究課題
挑戦的萌芽研究
非晶質リン酸カルシウム(ACP)の生体吸収性に着目し、ACP薄膜の徐放に伴う骨形成タンパク質(BMP-2)の放出制御を試みた。ACP薄膜をBMP-2溶液に浸漬させることでBMP-2を担持させた。PBS(-)にて希釈したBMP-2溶液を用いた場合、ACP薄膜からのBMP-2放出は12 hまで続き、徐放させることができた。ヘパリンを共添加した溶液にて担持させた場合は、BMP-2は1 h以内に放出していた。以上の結果から、ACP薄膜はBMP-2の担体として有効であることが示唆された。
医用材料工学